「彼(彼女)は、本当に私のことを愛してる?」
この言葉を、心の中で何度も繰り返してしまうのは、
きっと、あなただけではありません。
この問いが浮かぶとき、
あなたは決して疑い深くなっているわけでも、
愛を信じられない人になっているわけでもないのだと思います。
ただ、少しだけ、安心したかった。
大切にされていると、感じたかった。
その気持ちが、静かに声になっただけ。
人は、本当にどうでもいい相手には、こんなふうに悩みません。
心が揺れるほど、考えてしまうほど、
そこには、あなたの真剣な想いがあります。
もし、相手がまったく愛情を持っていなければ、
関係はとっくに終わっているはずです。
連絡を取ろうともしないし、会おうともしないし、
あなたの存在を、心に留めることもない。
それでも、今もつながりが続いているなら、
そこには必ず「何か」があります。
ただ、愛の形は人それぞれで、とても不器用な人もいます。
愛しているのに、うまく伝えられない人。
大切だからこそ、距離の取り方がわからなくなる人。
余裕がなくて、優しくできない人。
愛され方を、教わらずに大人になった人。
そういう人は、
「愛していないように見える態度」
を取ってしまうことがあります。
でもそれは、愛がないからではなく、
愛の扱い方を知らないだけなのかもしれません。
この問いが出てくるとき、
本当は、相手の答えが欲しいというよりも、
あなた自身の心が、少し疲れていることが多いのです。
安心したい。
信じたい。
でも、信じきれなくて苦しい。
だから、何度も確認したくなる。
言葉や態度で、証明してほしくなる。
けれど、どれだけ相手の気持ちを確かめても、
心の奥が満たされないままなら、また同じ不安は戻ってきます。
もしよければ、こんな問いを、そっと自分に向けてみてください。
この関係の中で、私は、私を大切にできているだろうか。
無理をしていないだろうか。
笑顔より、我慢の方が多くなっていないだろうか。
愛は、本来、証明されてやっと信じられるものではなく、
一緒にいる中で、少しずつ「感じられる」ものです。
そして何より、あなたが安心できない場所に、
あなたの価値が下がる理由はありません。
この問いを抱えているあなたは、
それだけ、人を大切にできる人。
愛を、軽く扱わない人。
どうか、相手の気持ちを探し続けるあまり、
あなた自身の心の声を、置き去りにしないでください。
愛は、疑い続けるものではなく、ゆっくり育てていくもの。
そしてまずは、あなた自身が、
あなたにとっての居場所でありますように。